ああ、鳥として生まれていたらよかった。 自分が生まれた意味を考えることなく、エサを探して羽根を動かして空を飛び続けた末に地に降りて休もうとしたら、アマゾントラックに跳ね飛ばされて排ガスまみれとなり路側帯に屍を横たえる、それに何の問いを抱かな…

昨日わかった。どうして自分が尽きない悩みに支配されているのか、その理由が見えた。 今日から、他者は切り捨てる。 具体的には、目の前に立つ杖を突いた高齢者には席を譲らない。どの電車でも乗降口に前カバンをしてスマートフォンを操作しながら立ち、そ…

しもねたとユダヤ――ギルバート・ゴットフリードのネタに感謝する

ギルバート・ゴットフリートが鬼籍に入った。 67歳。彼は、最高にえげつないジョークを武器として成り上がった、ブルックリン出身のコメディアンである。 それらのジョークの中でも白眉なのは、下ネタに関するネタである。 Tik-Tok内でも、よく投稿者にパク…

2022/02/27 #02 ——ウクライナ、キエフ

追記 2022/02/2620:42、ロシアのラブロフ外相の記者会見とイングランド国会でのウクライナ担当の議員の答弁の対比がね……。 以下、意訳の上、抜粋。 ――ラブロフ「……ウクライナがウクライナのために公用語をウクライナ語に統一するのは、許せん」 「だから、ロ…

2022/27/02 #03 ——ウクライナ、キエフ

追々記 26/02/202220:45、skyにおいて、ドニプロからのライヴ・リポート。ドニプロ市民たちが、市中央部に集結する映像。 一部の人々は公園らしき場所に集まり、手分けをして火炎瓶を制作している。 また、一部の人々は「科学博物館」に集まり、こちらも手分…

2022/02/25 #01 ——ウクライナ、キエフ

昨日のことの発端から、ずっと生中継の画面を見ている。 いま、ここに少しずつ書いて、不特定多数の人間がアクセス可能なこのときの思考の記録を残しておきたい。18:29、ウクライナの首都キエフからの生中継の画面の中で、 UKのメディアであるskyのアンカー…

2022/02/25 : firstdraft ——ウクライナ、キエフ

昨日のことの発端から、ずっと生中継の画面を見ている。 いま、ここに少しずつ書いて、不特定多数の人間がアクセス可能なこのときの思考の記録を残しておきたい。18:29、ウクライナの首都キエフからの生中継の画面の中で、 UKのメディアであるskyのアンカー…

9.11.2001 —— 転換点

もうすぐ、日本の9.11が明ける。 ニューヨークで9.11の惨劇が起きたとき、僕は渋谷のドン・キホーテにいた。その当時、付き合っていたあの娘といた。その惨劇の映像を見たのは、ドン・キホーテのテレヴィなどが売られていたフロアで、それら商品の画面を通し…

仕事から逃避した。小さな小さな音楽論を、その勢いに任せてちょっと書いてみた。

現代日本における多くの人々の音楽の聴き方は、特にライトユーザーを主体として、音楽配信会社からストリーミング配信される音楽を聴くのがメインスタイルになった。もう、その姿はそこかしこで見られ、そういった音楽との付き合い方が主流になったのか、と…

18.01.19 - 22.01.19

ラップトップで調べ物をしていたら、ふとAmazonのタイムセールの広告が目に入った。そこには、これまで「ちょっと欲しいな」と思っていた腕時計が七割引きで売られていた。黒くシンプルな意匠の文字盤、そしてデイトが付いている。僕は黒文字盤・デイト付き…

12.01.19 - 17.01.19

指先がほのかに痛む。 最近、再びギターを弾き始めた。何年くらい弾いていなかったのか。怖いもの知らずを装って思い起こしてみると、それはだいたい七八年ぶりだとの結論に至る。 仕事に行き詰ったときに何げなく席をたって、朝に一日分淹れたコーヒーをち…

porcupine's paper #522

#522

30.12.18 - 11.01.19

なんだのかんだのと喚き散らしている間に、吾知れず年が明けていた。いよいよ「平成」にピリオドが打たれ、公的な歴史として書かれる時代を構成する一部になるのかと思うと、なにやら少しだけ鼻の奥がツンとするような感慨が湧いてくる。 昭和・平成・新元号…

porcupine's paper #521

#521

porcupine's paper #520

#520

porcupine's paper #519

#519

porcupine's paper #518

#518

19.12.18 - 29.12.18

夕餉にチキンラーメンを食すべく器を出そうとしたその刹那、隣に置いておいたお気に入りの茶碗をガス台のあるべき所へ落としてしまった。四散。やはり、よい器は割れるとき乾いた聞き心地の良い音をたてるものだ。 チキンラーメンはうまかった。もちろん、卵…

porcupine's paper #517

#517

porcupine's paper #516

#516

porcupine's paper #515

#515

porcupine's paper #514

#514

28.11.18-10.12.18

やっと秋になったと思ったら、にわかに夏日となり、冬は遠いなとうんざりしていたら、ここのところの冷え込み。ちょっとだけ、僕はうれしい。 ピート・シェリーが死んだ。 また時代が僕の過去を引き摺りながらあずかり知らぬ方へと進んだ。バズコックスはも…

2018.11.27

今日からコーヒーの淹れ方を、水出しからコーヒーメーカーを使ったドリップに変更する。いくら東北人だからといって、ここのところ冷たいコーヒーばかり飲んでいたら、さすがに暖かいコーヒーを飲みたくなるのも自明の理であるような気がする。 先日、普段持…

01.11.2018

そうか。今日は「三味線の日」だ。

out of order

プリンターの調子が、どうにもよくない。一回のプリントアウトごとに電源を落とさないと、印刷がままならない。一度稼働し終えると、すぐにエラーの警告音が鳴り、エラーメッセージがモノクロのディスプレイに浮かぶ。 はてさて、どうしたものやら。着たきり…

09-29.10.2018

しばらくこのたわいもない日記を書く行為から距離をとっていた時間の向こう、何のことはない、あの油地獄の夏は過ぎ去っていったみたいだ。部屋に居ようが街に居ようが、秋のもつさらりとした空気感が僕の身体にまとわりついてくるようになっていた。まった…

2018.10.05-08

近頃、僕は「〇〇・オ・レ」ものに少しやられている。 水出しで淹れた冷たいコーヒーと、これまた冷えた牛乳に少し多めのきび砂糖を投入して甘ったるいアイス・カフェオレに。 セイロンティーも水出しで淹れて、冷製ロイヤルミルクティーに。 また、ほうじ茶…

2018.09.04-10.03

対人恐怖心性、発動中。ここのところ、ずっと。 この歳になっても、まだこれは克服できていない。子どもの時のまま。なぜだろう、乗り越えようとはしているのだけれど。情けない限り。 ――壁の高さ、向こうが見えない。 そして、分厚い。密度も高い。武鑓じゃ…

2018.09.04-05

朝、曇天、弱い雨も強くなり切れない風が吹く。ゴミを集積所に出してからしばらくして、叩きつけるような雨が降ってきた。これもまた、台風21号の影響なのだろうか。 昨日の、何もない親父の七回目の命日もすぎて、どうにも人間は他者の不在を織り込んでいき…