2018.09.04-05

 朝、曇天、弱い雨も強くなり切れない風が吹く。ゴミを集積所に出してからしばらくして、叩きつけるような雨が降ってきた。これもまた、台風21号の影響なのだろうか。

 昨日の、何もない親父の七回目の命日もすぎて、どうにも人間は他者の不在を織り込んでいきながら、その生命を死へと永らえさせる動物なのだなと、あらためて思い返す。




 本日予定されていた仕事はすべて閉講になる。仕事がほんのばかし遅れ気味だったから、天へ、自然へ、ほんの少しばかりの感謝をしたのはいうまでもない。

 寝床に入る。が、約七十五分ごとに目覚める。明日が思いやられる。

 ほとんど寝た記憶がない朝、小さな地震で部屋が揺れる。チューナーの上に積み重ねっぱなしのCDのコラムとスピーカーの上に、これまた積み重ねっぱなしのCDのコラム、そして大きくて黒いデスクライトがゆるりゆるりと揺れた。

 そろそろ、ゴミを集積所へもっていく時間だ。着替えるのが面倒くさいが、そう生まれついてしまったのだから、こんな時に自分を呪うのは憚られる。今朝は可燃ゴミの日。最近はコーヒーとお茶の「水出しで淹れる」ことにちょっと心動かされているので、ゴミ袋の中身はコーヒーの使用後の粉と出がらしの御茶葉でいっぱいだ。僕は自分がどれだけコーヒーとお茶を飲んでいるのか少しだけ考え始めたが、ちょっとで挫折した。

 台風21号はそそくさと北へ流れていった。

 eplusからメールあり。予約していたティーンエイジファンクラブのライヴのチケットが無事当選した、という知らせ。とはいえ、素直に喜べない複雑な意識の自分がいる。