仕事場の窓から外を見ると、街路樹の葉が赤みを帯びるのを通り越して、その水分を失いかけていた。 手を伸ばせば触れられるような距離。乾涸びかけて、風が吹き抜けるたびに枚数を減らしていく。 地上に落ちた葉は、からりからり、地面との間に引き摺れの音…
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