2017.10.05

 朝、水を1杯飲む。それから防風通聖散を1包服薬し、食パン8枚切りを2切れとベーコン2枚、チーズ2切れを食す。

 昨日、主治医に処方してもらった薬を求めて、処方箋片手に近所の調剤薬局へ行く。処方箋を薬剤師に渡ししばらくして運ばれてきた薬、薬、また薬。今月も多種大量の薬だ。ビニール袋2つに分けて手に持つと、なんだか情けないやら悲しいやらで泣けてきそうな気持になる。帰宅後、仕事の準備をする。

 そうこうしているとき、玄関のドアをノックする音。宅急便の配達人が注文していたブドウ糖3㎏入りの袋を3袋入れた段ボールを持ってくる。伝票に判子を押しそれを受け取る。これで当分は甘味料に困らないだろう。

 昼、ソイプロテインブドウ糖を豆乳に溶かしこんでタンパク質を摂取する。そうしてから本日の仕事場へと向かう。

 夜、仕事から帰宅後、空腹だったが服薬する。そのあとしばらくして食欲を感じたので、食パン1切れにロースハム2枚とスライスチーズ1枚をのせ、丸めて食す。それからコーヒーをカフェオレボウルに2杯と薄茶を茶碗に1杯喫す。

 家仕事。foobar2000でシャッフルモードで音楽をかけながら。途中、Teenage Fanclubの"Take The Long Way Around"が鳴る。この歌が入っているアルバムは"Songs From Northern Britain"だと思い、もしや、と思いながらリリース年を確認すると"1997"とある。そうか、このアルバムがリリースされて20周年か、とほんの少しだけ感慨にふける。歳をとるわけだとも思う。一方で、Teenage Fanclubも僕も現役であることに思い至る。変わらぬものがまだ少しだけある。それは悦びを伴う。


 夜食。食パン1枚にロースハムを2枚とスライスチーズを1枚。その後、器に余ったコーヒーで頓服を服薬。いい歳して未だこんなことをする自分が惨めだ。のち、抹茶オレを喫しながら仕事を続ける。もうひとつの気分転換にBlurをアルバム単位で聴く。


 この歌の詞のような言葉を口にしてみたいと思う。

 27:00、ふと聴きたい気持ちになって、The Trash Can Sinatrasの"Obscurity Knocks"をかける。いまはTrashcan Sinatrasとバンドネームをほんのちょっと変えつつも、生き続けているバンドの歌だ。昨年のフジロック、昼間のレッドマーキーのステージの上で彼らがこの歌を演奏しはじめた瞬間、僕の涙腺が緩んだ。そして、この歌が奏でられている間、僕は年甲斐もなく、また情けなくも涙があふれて止まらなかった。いまでもそうなってしまった理由を明確にコトバに変換、翻訳できないでいる。とにもかくにも、泣けてきて仕方なかったのだ。


 彼らも僕も、Teenage Fanclubに対する感慨と同様に、同じ時代をいまも生きているという共時的事実に悦びを感じる。そんなことを思いながら、しばし休息をとる。

 つづきは、明日の日付の日記に。
 付記:Teenage FanclubTrashcan Sinatrasは両方ともスコットランド・ベースのバンドだといま思い出した。
〔「2017.10.06」へつづく〕