2017.09.11

 ここ一両日、歯痛に悩まされている。

 歯医者へ行き、診察を受けた。レントゲンを撮り、その映像を診て医者はこう言った。「抜かないとダメですね。歯の根元が膿んでいます。ここ抜くしかないですね。それしかありません」、と。――また1本、歯を失うこととなる。
〔つづく〕

〔承前〕
 親知らず2本は仕方ないとして、10数年前に僕から見て左上の歯を抜いてブリッジを作った。そのときはバファリンを大量に服用して我慢に我慢を重ねた結果、侵された歯が破裂した。

 そうしてまでなぜ歯医者に行かなかったのか。極めてシンプルな理由に行きつく。要は「歯医者が嫌いだったから」、いやもっと正確に言うと「歯の治療のプロセスが嫌だったから」。我慢した結果どうなるのか皆目見当がつかなかったわけではない。ただただ歯を弄られるのが嫌だったのだ。
 〔つづく〕