スペック的には当初の考えていたサイズより大きい。こいつをセッティングするためには、今の仕事部屋を大きく模様替えする必要がある。だが、その労力を割いてでも、これで仕事をしていくための環境が改善されるとともに、デスクトップでのリスニング環境も現在使っている機器の場所を幅広くとれるようになれるので、音像がポジティヴな方向へ変わると思う。
しかし……、資料などが椅子のそばまで埋め尽くしている現在の環境に手を入れるのは、難儀なことだと今から頭が痛い。
アフィリエイトはやっていないから大丈夫。
これを探し当てたとき眼に飛び込んできた「ウォルナット無垢」というコピーに一発K.O.だった。中心となる材料にウォルナットの表面を薄く剥ぎ、それをくっつけて「なんちゃってウォルナット」に見せている「突き板」ではなく、無垢。
まさかこんなに安く買えるウォルナット無垢材が天板の、いくらその厚が薄いとしても、買えてしまうなんて――日頃、世間様に背を向けて、飛び交う様々な情報に無視を決め込んで生きているから、そう思うのも無理はない。
実のところ、本当は脚の部分の取り付けが外へ向いているモノが良かったのだが、それを差し引いてもこのコスパは尋常ではない。よって今回の仕儀となった次第だ。
とかなんとか抜かしている僕だが、実はこのテーブルをポチる前にこの眼鏡フレームをヤフオクで落札していたのだ。
かなり以前からウォッチリストに入れておいたのだけれど、ついぞ買い手は現れず。僕はなにかしら今までずっと気になっていたフレームだったので、一向に売れないのをいいことに、似合わないのを承知で落札した次第だ。
……弱ったな。テーブル購入でレンズ代なんぞ吹っ飛んでしまったよ。
早く届かないかな。どっちも。
（つづく）
