there are nothing to like one ......#2

(承前)
 ということで、新品ではなく中古靴をワードローブに導入していこうと思った。中古であれば、新品ではとてもとても僕の手の届かない価格帯にある靴も、なんとか手に入れられる。ただし、状態の悪いモノが多いが、そこは仕方ない。ご愛敬である。もともと、古着好きの僕にとっては傷のひとつやふたつ、踵部分の摩耗などは「かわいい」個性みたいなものである。

 しかし、忙しく店まで足を運ぶのは少し難しい状況のため、通販、Eコマースを通じて靴を買うことになる。やはり、モニタに映る映像情報だけでは、あたりまえだが実際のところは分からず、買ってからのお楽しみ、というより不安感がある。「合わなかったらどうしよう」――試し履きできないから出てくる悩みである。

 早速、3足、買ってみた。結果は、1足は足の形が靴の形とサイズに合わず、涙である。もう1足は、サイズは合うのだが、靴の中に入れた足が靴の一部分に突き刺さってくるように摺れ、何らかの対策をとらないと長時間の使用は無理であり、こちらの方も涙、涙である。

 残されたもう1足の試し履きはまだである。こいつは調子よくいい相棒になってくれると良いのだけれど、なかなかね。

 古物モノは、8割が運でできている。
 あ、もう1足あったんだ。忘れていた。――「だから、ダメダメなんだって」という突っ込みを入れていただければこれ幸い。


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