proposition that clothes to fit my body.

 自分が着る服を買うときは、自分の身体に違和感なく合うように服のサイズを優先して選んできた、つもりだ。
 しかし、どうしても好きなブランドの服を、身体へフィットさせることを後回しにして選んでしまうときもままある。例えば、A.P.C.の服。A.P.C.の服のサイズ感は、ボトムスは選択できる幅が広いのだが、トップスに関しては、ヨーロッパ・サイズで仕立てているからだろうか、164㎝の僕にはサイズ的に合わないものばかりだった。着丈しかり、袖丈しかり、身幅しかり。とにかく見た目は好みなのだが……、残念である。
 だが先日、ひょんなことから、僕でも着れるA.P.C.のウール・ジャケットを手に入れた。古着で、使用感は大分あるが、デザインは悪かろうはずがなく、サイズはギリギリ許容範囲に収まっている。なんという僥倖だろうか。ありがとう、ZOZOUSED。それよりもなによりも、この服を処分してくれた人に、感謝。
 この服を着て街を歩きたい。どこかへ出かけていきたい。
 いまは仕事中なのだが、このジャケットにまつわる妄想が膨らむばかりだ。夏よ、早く終わってしまえ。一秒でもいい、短くあれ。

イメージ 1