the answer is not the only one

 現代文の記述解は、一つだけではない。採点基準が定められていても、解答者も採点者も人間なのだから、彼女/彼らの主観が解に入り込む隙間がどうしてもできてしまう。言葉・言語の性質上からもそれが言える。
 そんな性質を持つ記述解を、果たして五十万人超分、客観的公平さに基づいてマーク式のように狂いもなく採点できるのだろうか。どうやって、複数の採点者の主観をならして、採点に絶対不可欠な客観的基準を担保するのだろうか。
 国は、文科省は、早く叩き台を示してほしい。そうしなければ、現在の中学校一年生の子どもたちが路頭に迷ってしまう。