2017.08.04

 最近は酷暑というほどでもないが、季節は夏だ。当然、暑い。僕は仕事や食などの生命活動にかかわる用事がない限りほぼ部屋にいるといってよい。室内の温度は、エアコンをかけない限り外気温よりも高くなる。電気代を考えるとあまりエアコンの使用は避けたいのが本音だ。だから必然、冷たい水分を多く摂るようになる。今日も今に至るまでそうしている。

 少量の器だとすぐに抹茶やコーヒーなどは飲み干してしまう。そこで「丼椀」をコップやマグカップ代わりに使い、なるべく台所と仕事部屋を行き来する回数を抑えている。本当なら、丼椀というのもなんなので、昔使っていたカフェオレボウルを使いたいのだが、この部屋に越してきたときにどの段ボールにしまい込んだのか皆目見当がつかない。ものぐさな僕はこの数年来、開けていない段ボールをそのままにしている。いまさら探すのも面倒だ。だから「丼椀」なのだ。

 そこで問題が発生する。丼椀はお茶漬けを食べるときにも使うのだ。本来はそちらの用途の方が正しい。したがって、今日のようなお茶漬けを「食べるため」に台所で丼椀を用い、その一方でさっと洗いマグカップ代わりにコーヒーや抹茶を氷とともに満たし、仕事部屋の机上で「飲むため」に使う事態になってしまうのだ。

 ここ当分の間、カフェオレボウルを手に入れるつもりもない。きっとこのまま、生活パターンのルーティンとなるのだろう。