少量の器だとすぐに抹茶やコーヒーなどは飲み干してしまう。そこで「丼椀」をコップやマグカップ代わりに使い、なるべく台所と仕事部屋を行き来する回数を抑えている。本当なら、丼椀というのもなんなので、昔使っていたカフェオレボウルを使いたいのだが、この部屋に越してきたときにどの段ボールにしまい込んだのか皆目見当がつかない。ものぐさな僕はこの数年来、開けていない段ボールをそのままにしている。いまさら探すのも面倒だ。だから「丼椀」なのだ。
そこで問題が発生する。丼椀はお茶漬けを食べるときにも使うのだ。本来はそちらの用途の方が正しい。したがって、今日のようなお茶漬けを「食べるため」に台所で丼椀を用い、その一方でさっと洗いマグカップ代わりにコーヒーや抹茶を氷とともに満たし、仕事部屋の机上で「飲むため」に使う事態になってしまうのだ。
ここ当分の間、カフェオレボウルを手に入れるつもりもない。きっとこのまま、生活パターンのルーティンとなるのだろう。