2017.07.25

 今日の仕事は午前中に現代文を2コマ。今日の授業のあとは明後日まで仕事の予定はない。2014年以来、この時期の仕事の数は激減した。当然ながら収入も激減した。だが、それでも生計を立てられる生活環境にし、それに慣れ切ってしまったため、以前のような所得に向かう貪欲さという意識は薄れた。さもありなん。
(つづく)

(承前)
 帰り道、部屋の近くのファミリーマートに寄った。ZOZOからそこに届いているはずの麦わら帽子ふたつを受け取るために。受け取り伝票を機械で印刷するため番号をスマートフォンで確認しながら打ち込む。荷物は無事到着しており、伝票が機械からニュルニュルと吐き出される。それをカウンターで店員さんに渡した。受け取りにサインし店員さんから帽子ふたつ分を入れるにはいささか大仰な段ボールを受け取る。軽い。
 荷物を受け取ったついでに、ケースの中に見えた「スパイシーチキン」をひとつお願いする。これが今日の昼食だ。店を出て、駐輪場の端っこでチキンが入った袋をおもむろに開け、なるべくゆっくりチキンを食す。年嵩になったせいか、物事がスピードダウンしたような気がする。チキンを美味しくいただき、再び自転車に乗り部屋へと向う。
(つづく)

(承前)
 しかし、我ながら自分の物欲の強さにはほとほとあきれる。また夏が来たからといって、何個ストローハットを買えば気が済むのだろう。こういったところでセルフコントロールが効かないのは、人間としての性能が低いからだろう。あるいは劣化したからだろう。そうは思うものの、きっとまた繰り返す。物欲はぶり返す。
(つづく)