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 抱えている仕事がなかなか減ってくれない。締切の期日はとっくに超えている。それもこれも、僕の遅筆が原因だ。

 電車の中にあった本の広告にはこう書いてあった。「仕事の遅い天才よりも仕事が早い凡才の方が評価される」と。

 僕は「天才」の要素をこれっぽっちも持ち合わせていないので、「仕事が遅い凡才」にカテゴライズされるのではないか。

 そんな人がいる企業は、それこそ厄災ものだろう。