feel the strain

 今晩はK校での地方仕事であった。小論文の提出時刻を厳格に切って終わらせ、普段より一本早い新幹線で帰ってきた。いつもより少しは時間がとれてリラックスできるかなと思いきや、意外にもテンションが高いまま今に至っている。講義でテンションを上げすぎたかもしれない。好きな文章や問題を講義するときに自制が効かなくなることは、ままある。
 こういう時は安定剤と眠剤を服用して早めに寝るに限るのだが、なぜかこのような夜の時間をそのように過ごすのがもったいなく感じてしまう。
 僕は夜が大好きだ。かけがいのない時間だ。そしてそんなことを考えているうちに、この時間になってしまった。
 Milt Jacksonの"Jazz'n'Samba"を繰り返し流す。新しい山水アンプの音はとてもクリアで、CDのもっている音の特性をそのまま流してくれる。フラット系のスピーカコードを使っているせいもあるのかもしれない。音の味付けはJBLのスピーカだけで行なっているような感じがする。その音は、上手い水で作った氷を浮かべた焼酎の水割りを呑んでいるような感じである。これはこれでとても良いのだが、なぜか以前使っていた山水くんの濃い味つけが懐かしくなってくる。ロックで呑んでいるような感じがあった。

 なんだか今晩の音は、そんな感じであっさりと耳に届く。

 明日はTK校とTZ校の1コマダブルの日。ちょっとせつない日。
 早くセンター現代文の予想問題を作らなきゃ。今日、先方にせっつかれた。小論文の添削もたくさんあるし、またにっちもさっちもいかない一週間になりそうだ。