changes medicines

 ちょっとだけ忙しすぎて、頭の中が岩のように固まってしまい、どうしようもなくなった。何をしても、何を考えても思考が前進せず、本も活字も頭の中に入ってこない。さほど悲観的にならないのがまだ救いか。このような状態で良く仕事をしていたなと、われながら思う。
 そのことを医者に告げると、薬が変わった。そして、それまでの薬を最大限まで増量。仕方なし。
 新しい薬の副作用で眠くなって仕方がない。疲れとあいまってフラフラしてしまう。慣れてくれば多少は改善されると思うので、ここが辛抱のしどきである。

 そんな時、新しいアンプが届いた。山水くん2号である。運良くオークションで見つけた。競らずに低価格で落札することができた。これまで使っていた1号、AU-D707X DECADEの弟分のラインのものである。
 今回の2号くん、AU-α607DRは、1号よりも6年ほど新しい時期に作られたものだ。1991年。受験生生活、つまり浪人をしていた頃に作られたものだ。一番もてた時期から一転、自分のしたいことと勉強の狭間で揺れ動きまくっていた頃。そんな時に作られたアンプで音楽を聴くのも、思い出がスパイスとなって一興である。

 2号くん、よろしく。